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MONOSASHI file18

Kanae Yokohama’s MONOSASHI

トキメキ

MONOSASHI file18は横濱奏恵さん。高校1年生にして政治家と中高生を結ぶイベントの企画運営や、海洋ゴミ問題の改善のための活動をしています。将来の夢は、防衛関係と語る奏恵さんがこれまで何を軸に生きてきたのか。今回は奏恵さんだけのMONOSASHIについて教えてもらいました。

Q. 読者の皆様に自己紹介をお願いします!

 

横濱奏恵です。あんじぇらと呼ばれています。現在高校1年生で、将来は日本の防衛関係の仕事に就きたいと考えています。

Q. なぜ防衛関係の仕事に就きたいと考えているのですか?

 

もともと政治に興味があり、ガザ侵攻やウクライナ問題などがある中で防衛に対して詳しく知りたいと思うようになりました。国際情勢が不安定な中で、竹島や尖閣諸島、北方領土など、日本もいろいろな問題を抱えてます。私は、日本国民として、これらの課題を積極的に支えていきたい。そのために、防衛関係の仕事に就きたいと思っています。

 

Q. MONOSASHIの取材では、ゲストにお気に入りの洋服を着てきてもらうプチコーナーを実施していますが、今日はなぜこの衣装を選んだのですか?

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赤い服と迷ったけれど、今日の気分が黒色だったので、この黒色のタートルネックを着てきました。私は心が真っ黒なので、その心の黒さを表現しているこの服を着てきました。それから、黒と赤の組み合わせが好きなので、いつもアクセントに赤を取り入れるようにしています。今日はネイルに赤のラメが少しだけ入っています。

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Q. 黒と赤の組み合わせ、素敵です。あんじぇらさんは、自分のどんなところに対して、心が黒いと感じるのでしょうか?

 

自分の性格が悪いと感じる部分があるんです。それこそ、人を測ってしまう。人と話す時に、自分の中で「この人はこういう人だ」と勝手に評価してしまう部分があって、この悪い癖を直したいなという気持ちも含めてこの服にしました。  

 

自分のやりたいことが分からなかったから、

トキメキを探していました。

 

Q. あんじぇらさんにとって譲れない考え方はありますか?

 

「トキメキ」をとても大事にしています。自分が心の中で「これやりたい!」と決めたことをやるようにしているし、逆にときめかないものはやらない。例えば、小さい頃は本にときめきを感じていたので、ずっと本を読んでいました。今は学校でもときめきを感じないから、今は課外活動に力を入れています。課外活動は大人と関わる機会が多いなど、学校で感じられない「トキメキ」が多くて。学校の外に飛び出して、社会をより良くする一歩を自分でも少しだけ担ってるなという感覚にすごくときめきます。

 

Q. 課外活動でトキメキを感じるとのことですが、どんな風にトキメキを感じるのでしょうか?

 

私がいろんな分野で課外活動をしていたのは、ある種の「トキメキ」を探していたからです。自分のやりたいことが分からなかったから、とりあえずいろんな経験を積んでトキメキを探していました。最終的に私は政治関係や環境問題、特に日本の安全保障と世界のゴミ問題に使命感と「トキメキ」を感じています。あと、このトキメキ探しの過程で人との出会いがトキメキに繋がると感じました。様々な会社の社長や代表取締役と対話する中で、「君は将来ビッグになるよ」とか、「君すごいね」といった言葉をもらったことがあり、それが嬉しかったし、モチベーションに繋がっています。課外活動は、自己顕示欲が強いからできていたところもあると思います。

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Q. なるほど、トキメキ探しをしていたのですね。自己顕示欲というワードが出ましたが、あんじぇらさんが一番ときめく自己表現とはどんなものですか?

 

小さい頃から仲間内で目立つことが好きでした。学芸発表会では主役になるのではなく、クラスのリーダーになってクラスの中で仕切るという意味で目立つことが多かったです。今は、学生団体などで権力を持って仲間内で目立つことが一つの発散方法かもしれない。学生団体としての目的はもちろん世界をより良くすることです。その一方で、自分でもあまりよくないとは思うのですが、自己顕示欲も発散している気がします。その中でも自分のエゴには溺れないようにしてます。目的は、絶対に見失わないよう常に心がけています。

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周りに流されたり、周りと同じことはしたくなかった

 

Q. もちろん自己顕示欲の発散は誰しも絶対必要なことなので、そうゆうドロドロしたところを素直に言葉にできるのはすごいです。

 

今回の取材のモノサシという面では、私は小さい頃からずっと尖ってたい、目立ちたい、人とは違う自分でいたいという想いがありました。周りに流されたり、周りと同じことはしたくなかった。例えば、みんなが折り紙を折っている中で、自分だけ違うものを作ったりしていました。逆に「そういうやつ」としてモノサシを当てられてたかもしれない。周りに合わせられないとか、尖っているとか、そういう測られ方をされていたと思います。

 

Q. 周りがやっているから自分もやると考える人が多い中で、自分が自分として存在していたいというマインドは、あんじぇらさんの特徴だと思いました

 

ある意味馴染めなかったこともあった。無意識にそのような考え方になってしまっていたから、小学校ぐらいからクラスでずっと浮いていて生活しづらかったけれど、それでもフラフラっと生きていますね。いろんな人から「変わってるね」と言われることがあって、それが嬉しいです。人と違うとか、浮いてると表現されることも多いけれど、それが嬉しい。最近は「面白い」と言われることが増えて、そっちの方がもっと嬉しいかな。

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偏差値では測れない

 

Q. 課外活動で、あんじぇらさんの考え方が変わったり、居心地が良かったりした経験はありますか?

 

学校外の場所に足を踏み出して変わったことがいくつかあります。一つ目は、同世代に尊敬できる人がいるということが分かったこと。色々な学校の人と関わる中で、学校の偏差値とは関係なく尊敬できる人たちにたくさん出会って、偏差値では人は測れないと気づきました。そもそも、偏差値が違う学校同士で関わる機会が普段はないですよね。だから、異なる学力レベルの人たちと交流できる場や、プレゼンを通して成長できる場を設けることの大切さを実感しました。二つ目は、考え方の視点が変わったこと。狭い視野で物事を考えていたのが、広い視野を持って考えられるようになりました。

三つ目が、自分が認められる環境に身を置けたこと。学校では少し浮いていても、別の場所では私に興味を持ってくれる人や、自分の考えを発信することを後押ししてくれる人がいます。自分を認めてくれたり求めたりしてくれる人が増えたことが、課外活動をやっていてよかったことだと思います。

 

学びも、人も、やっぱりときめくものがいい。

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学びも、人も、やっぱりときめくものがいい。好きな人と好きなことを好きなだけやる。それがいい。

MONOSASHI編集長・HI合同会社インターン / 松井瞳

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interviewer :Mashiro Takayanagi

editor : Hitomi Matsui , Sawako Hiramatsu

photographer  : Hitomi Matsui , Kiho Umezu

creative designer : Sawako Hiramatsu , Mashiro Takayanagi

character designer : Rei Kanechiku

 

location  : Ikebukuro

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